Interview

お取引先様インタビュー

[人事・教育担当者にうかがう、人材育成への取り組み]

お取引先様インタビュー

社員の82%が、
国家資格・公的資格を保持。
経理と人事の専門家集団
としてグループの成長に貢献

株式会社 電通マネジメントサービス 青木 良成 氏

Interview

株式会社 電通マネジメントサービス 青木 良成 氏

グローバルな広告ビジネスを展開する電通。株式会社電通の他に、多種多様な約60のグループ会社を擁する巨大な組織だ。その経理・人事などの管理部門業務の受け皿となり、グループ全体の経営効率化と持続的な成長に貢献するために誕生したのが、株式会社 電通マネジメントサービスだ。AIなどによる自動化が進む中で、シェアードサービス、アウトソーシング業務は節目を迎えているという。
そんな株式会社 電通マネジメントサービスのコーポレート部長、青木良成氏をお訪ねし、TACの消費税課否判定Web講座と日商簿記検定3級のコンテンツを導入した理由についてお聞きした。

公的資格保持率82%を誇る

─電通マネジメントサービスとは、どのような会社ですか。
電通マネジメントサービス(以下、DMS)は、広告ビジネスをグローバルに展開する電通と電通グループ会社を対象に、シェアードサービス、アウトシーシングサービスを提供する会社です。わかりやすく言えば、各社から経理や人事などのバックオフィス業務を受託して、グループ全体のコスト削減や経営効率化を促すことで、電通グループの成長に貢献しています。
電通とグループ会社の総務、人事、経理の管理部門を統一して業務サービスを提供する「経理と人事の専門家集団」という立ち位置であることから、社員の82%が、公認会計士、税理士、社会保険労務士、日商簿記検定1~3級といった国家資格・公的資格を保持しているのが大きな特徴です。
シェアードサービスとしては、電通と国内電通グループ会社40数社の経理・人事業務を標準化して受託しており、その規模は延べ人数にすると電通の給与計算だけで8,000人分、国内のグループ会社社員の給与計算は約7,500人分になります。シェアードサービスの目的は、グループ会社の業務を集約して効率化することがメインとなりますが、国内には約60の電通グループ会社がある中で、まだDMSで取りこめていないグループ会社もありますので、そこを取り込んでいくことが今後の課題です。

─資格保持率が82%とは非常に高い数字ですね。
会社全体の資格保持率は82%ですが、実は経理部門に限って言うと、ほぼ100%の社員が何らかの会計に関する資格を持っています。ただ人事系部門の中には資格を取得していない社員もいますので、全体では82%となります。
こうした高保持率を誇っている背景には、DMSのルーツが経理の会社だったことがあります。創業当初は社内で日商簿記検定の取得が推奨され、皆で資格を取っていました。そのため、後から入ってきた社員もそれにならい、取得する風土が生まれました。その結果、社内の教育研修制度を使ってまず日商簿記検定3級を取る人が増え、次第に他資格の取得も増えました。

充実した資格補助体制を整備

─資格取得のためのフォローアップ制度はありますか。
受験指導校への通学や通信講座に対する補助はもちろん、外部研修への参加であっても、修了証を提出してもらえれば受講費用の補助があります。研修補助はかなり広範にあるので、申請の数もかなり多く上がってきています。
さらに日商簿記検定2級以上からは資格手当が毎月支給されます。そのため「せっかく3級を持っているなら、手当が出る2級までチャレンジしよう」と考える人が増えて、結果的に資格保持率が高くなったという面もありますね。また、まだ在籍者はいませんが、行政書士や司法書士も資格手当の対象です。当社では、例えば税理士の有資格者が人事部門にいるといったような場合にも、所属部署に関係なく資格手当が支給されます。資格を直接活かせる部門にいなくても資格手当がもらえる点も、多くの社員が資格取得をめざしている理由のひとつでしょう。こうした制度は、他の会社ではなかなかないと思うので、DMSの魅力のひとつだと捉えています。

TACの法人研修について

─TAC法人研修を導入することにした決め手は?
今回、消費税課否判定のWeb講座と日商簿記検定3級のコンテンツを導入するにあたって、実は社内に「テスト受講プロジェクト」を立ち上げて、教材選定を行いました。各社の教材を取り寄せて経理担当者に読んでもらい、実際に使い比べて吟味してもらいました。長いキャリアを持つ経理担当者もいますので、この教材はこういった部分の説明がもっと必要だろうとか、この部分は上手にまとめられているとか、こういった層の人にはマッチした教材だね、といったように各教材の良し悪しがみえてきます。そういった部分を項目化し、それぞれ〇や×をつけて評価していきました。やはり業務における視点が同じということもあって、こういったときは意見が合うものですね。最終的に誰もが高い評価を付けたTACさんに決めさせてもらいました。
ともあれ、自分の業務を担当しつつ、こういったプロジェクトに参加してくれた経理の担当者には本当に感謝しています。

─窓口となった営業担当の印象はいかがでしたか?
TACの営業担当の方は、本当に親身になって色々と対応してくださったと思います。研修の選定にあたっては、多くの研修会社や教材製作会社の担当の方とお話ししましたが、TACの営業担当の方は本当に相談がしやすくて、こちらも本音でのお話ができました。こちらの意図をしっかりと汲んでくださるので、企業と寄り添っていただける営業なのだなと感じました。本当にありがたかったです。こういった点も、TACさんを選んだ理由になったと思います。

仕事と資格マガジン『TACNEWS』2020年6月号より

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青木 良成(あおき よしまさ)

Profile

青木 良成(あおき よしまさ)氏
新卒で株式会社 電通マネジメントサービスに入社。経理部門を経てグループ会社に出向し、経理業務に加え、総務・人事系業務にも従事。出向から戻ったのちは主に人事部門を中心に知見を深める。現在、自社の総務・人事・経理をまとめる部署であるコーポレート部長として活躍中。