【人事・教育担当者必見】2026年度・情報処理技術者試験CBT化への対応!合格率を高める直前対策と「Web公開模試」活用のススメ

2026.10.21

【人事・教育担当者必見】2026年度・情報処理技術者試験CBT化への対応!合格率を高める直前対策と「Web公開模試」活用のススメ

企業のDX推進やセキュリティ強化が急務となる中、ITスキルを客観的に証明する「情報処理技術者試験」の重要性はますます高まっています。 皆様にぜひ押さえていただきたいのが、2026年度から応用情報技術者試験(AP)、高度試験、情報処理安全確保支援士試験(SC)が「CBT方式(コンピュータ試験)」へ完全移行するという大きな変化です。
出題範囲や問題形式(多肢選択・記述・論述)は従来通りですが、「紙と鉛筆」から「PC画面とキーボード」へ受験環境が劇的に変わります。さらにCBTソリューションズの受験専用サイトでの発表により、試験画面の操作を事前に確認できる「チュートリアル」が公開されたほか、試験中のメモについては画面上の「メモ機能」「電卓機能」に加え、会場で「メモ用紙(開始時に1枚配布、以降は必要に応じて追加可能)とボールペン」が配布されることが明らかになりました。紙のメモと画面上の機能をどう使い分けるかなど、従来のペーパーテストとは異なるCBT環境を前提とした対策が不可欠です。
本コラムでは、合格率を最大化するために知っておくべき「CBT方式の直前対策」と、効果的な学習ツールである「Web公開模試」の活用について解説します。


1. CBT方式の落とし穴:「全試験共通」の4つの鉄則

CBT化に伴い、受験者はこれまでにない環境への適応が求められます。以下の4点を押さえた学習をすることが、直前対策の第一歩となります。

① 配布される「紙のメモ」と画面上「メモ機能」の最適な役割分担

本番では、会場で配布されるメモ用紙(開始時に1枚、以降は適宜追加可能)とボールペンのほか、画面上の「メモ機能」「電卓機能」が使用できます(長文問題に下線を引く機能も使用可能です)。しかし、メモ用紙が追加できるとはいえ、何枚も机上に広げると情報が散逸し、見直しのタイムロスに繋がります。そのため、何でも紙に書き込むのではなく、複雑な図解や計算は「紙のメモ」で行い、問題文の条件や時系列の整理、論文の骨組みなどは画面上の「メモ機能」にテキストで入力するなど、両者の賢い使い分けと役割分担を事前に決めておくことが必須です。

② タイピングによる解答と時間配分

科目B群(旧午後問題)の記述式・論述式はキーボード入力となります。手書きと違い修正が容易な反面、「画面上で何度も文章を推敲してしまい、気づけば時間切れになる」というCBT特有の罠があります。論述等の長文解答は、いきなり解答欄にタイピングするのではなく「まず画面上のメモ機能や紙のメモに構成(章立てやキーワード)を作ってから入力する」運用を徹底しましょう。
また、私物のキーボードやマウスの持ち込みは禁止されています。普段とは違うPC環境での解答を意識した演習ができれば、本番で落ち着いて解答することができるようになります。思い通りの入力や変換ができなくても、焦らず冷静に対応できるメンタルも大切です。

③ 【重要】「予測変換機能」が無効化される前提での入力対策

公平性や不正防止の観点から、本番のCBT環境ではPCの予測変換(サジェスト機能やユーザー辞書)が制限される可能性が極めて高いです。普段の業務で「数文字打って変換」する癖がついていると、本番でタイピング速度が大幅に落ちたり、専門用語が正しく変換できず誤字を連発するリスクがあります。普段の学習からPCの予測入力をオフにし、専門用語の「正しい読み」を把握して最後まで自力で打ち切る練習をしましょう。

④ 公式チュートリアルを活用した画面操作への順応

公式サイトにて、実際の試験画面のイメージや操作方法を確認できる動画やPDF、および実際に操作を体験できる「チュートリアル」が公開されています。タイマーの確認や、迷った問題を後回しにする「見直し」機能、画面上メモ機能の表示切り替えなど、事前にチュートリアルでCBTシステムの操作に触れて慣れておくことで、当日の操作トラブルや焦りを防ぎ、時間配分に集中できるようになります。


2. 試験区分別の直前対策ポイント(学習方法と注意点)

記述式問題を中心に具体的な学習方法とポイントをまとめました。学習にお役立てください。

試験区分 学習方法と注意点
■ 応用情報技術者(AP) 科目A(旧午前)は過去問演習で正答率80%以上を目標にしてください。 鬼門となるのは記述式である科目Bです。長文問題から、出題者の意図や制約条件を正しく抽出する読解力が求められます。学習方法としては、演習問題や過去問を通じて「問題文中のどの部分が解答の根拠になるか」を探す訓練が不可欠です。 CBT環境では画面のスクロール往復によるタイムロスを防ぐため、画面上のメモ機能や紙のメモ用紙を活用して条件や変数を整理し、指定文字数内で過不足なく要約・タイピングする演習を繰り返すよう取り組みましょう。
■ 高度区分(高度試験) 専門知識を問われる科目A-2は、過去問を反復し「なぜ他の選択肢が誤りか」まで深く理解する学習方法が効果的です。

【NW(ネットワークスペシャリスト)の科目B-1・B-2】
ネットワーク特有の複雑な構成図や設定情報が出題されます。科目B-1では長文から顧客要件や現状課題を素早く把握する練習、科目B-2ではより広範な設計・障害対応のシナリオを読み解く練習が必要です。CBT環境では配布されるメモ用紙が1枚に限られるため、紙のメモにはパケットの流れやプロトコルの動作など図解が必要なものだけを描き、構成図や設定情報の整理は画面上のメモ機能に箇条書きで簡潔にまとめるなど、限られたリソースを視覚的・論理的に使い分けてボトルネックを特定する演習を心掛けましょう。

【ST(ITストラテジスト)・SA(システムアーキテクト)・SM(ITサービスマネージャ)の科目B-1】
経営戦略や業務要件、サービス運用における課題解決能力が問われます。長文の事例問題から「事業目標」「現状の課題」「制約条件」を正確にピックアップする練習が必要です。過去問演習時には、単に正解を確認するだけでなく、「なぜその解答になるのか」という論理的な根拠を問題文から見つけ出し、画面上のメモや紙のメモへ要点抽出するプロセスを反復するようにしましょう。

【論述式(科目B-2)について】
ST、SA、SMなどの論文系では、PC入力はスピードが出やすい分、論理展開が破綻しがちです。事前に自身の経験に基づく「論述モジュール(章ごとのエピソード)」を準備しましょう。学習時は必ず予測変換をオフにしたテキストエディタを使用し、画面上のメモ機能や紙のメモで章立てと骨組みを作成してから指定文字数を打ち込み、純粋なタイピングスピードと文字数感覚を掴むことが合格の鍵となります。
■ 情報処理安全確保支援士(SC) セキュリティ系の超長文シナリオが出題される科目B(旧午後I・II統合)では、情報量の多さに圧倒されないことが重要です。
学習方法として、IPAのガイドラインや演習問題・過去問の解答例と照らし合わせ、「どの脆弱性が突かれたか」「どの対策が有効か」を本質的に理解することが必要です。本番では、画面上の長大なログデータやネットワーク構成図から、攻撃の痕跡や侵入経路を見つけ出す必要があります。これらを「時系列」や「システム構成の抜け穴」として配布されたメモ用紙や画面上のメモ機能に整理し、問題文中の指定語句を用いて的確に解答を打ち込む実戦トレーニングを積んでください。

3. TAC「Web公開模試」の推奨

これまで述べてきたように、CBT方式の試験では「知識の量」だけでなく、「CBT環境(画面上での長文読解、紙と画面上のメモの使い分け、キーボード入力)での処理能力」が合否を大きく左右します。市販の過去問題集(書籍)を解くだけでは、PC画面上での情報整理や論述感覚は絶対に身につきません。 そこで、強くお勧めしたいのが、本番さながらの環境で受験できるTACの「Web公開模試」です。

【TACのWeb公開模試を活用する3つのメリット】

① CBT特有の「読みにくさ・解きにくさ」の事前体験
PC画面上で長文問題に挑み、実際に手元のメモと画面を往復しながら操作することで、情報整理と解答入力のベストバランスを体得でき、本番でのパニックを未然に防ぎます。 ※TACのWeb公開模試のシステムには「メモ機能」「電卓機能」はございません。Web公開模試受験時に使用するPCの付属機能(メモ帳・電卓アプリなど)や、お手元のメモ用紙(本番を想定して必要に応じた枚数)をご利用ください。

② キーボード入力(予測変換なし)によるタイムマネジメントの確立
記述式・論述式において、予測変換に頼らない自身のタイピングスピードでどれだけの文字数を、どの程度の時間で論理的に構成できるかを正確に測ることができます。

③ 直前の実力測定とピンポイントな弱点補強
本番直前期に客観的なスコアと詳細な解説を得ることで、残り期間で優先して学習すべき分野が明確になります。
本番前のリハーサルとしても有効なTACの「Web公開模試」をぜひご利用ください。


おわりに

情報処理技術者試験の応用情報技術者・高度区分・情報処理安全確保支援士を受験される方の多くは社会人であり、仕事と学習を効率よく両立させることが必要です。
また、2027年度からの新試験制度導入を控え、2026年度は「初のCBT方式」での実施(チュートリアルの活用、画面上のメモ・電卓機能や紙のメモの導入など)であると同時に、「現行試験制度における最後の試験」という非常に重要な節目となります。受験生の皆様におかれましても、この年度での合格への思いは特に強いことでしょう。
これまでの学習の成果を「CBT方式への不慣れやCBT環境での操作への戸惑い」という理由で無駄にしないためにも、公式チュートリアルでの事前確認や、実際の試験環境を想定した対策が必須です。
ぜひ、本記事の対策ポイントをご確認いただきますとともに、TACの「Web公開模試」を最大限に活用し、合格を勝ち取っていただけますと幸いです。

Profile
松葉 隆一 (まつば りゅういち)
國學院大学法学部卒業後、TAC株式会社に入社。TAC横浜校のスクール運営や公認会計士(受験生・合格者)の就職支援、グループ会社での会計・医療業界向け人材営業などを経験(関東圏・関西圏)。その後、法人向けのIT・情報処理分野における教育サービスの営業職へ転身した、社内でも異色のキャリアの持ち主。
現在は現場で顧客と向き合った営業経験を活かし、情報処理技術者試験対策の企画・運営や、内定者・社員向けガイダンスの講師も担当。趣味は愛車の洗車と、千葉県の「安くてウマい」お店を探すドライブ。黒猫と灰八猫の2匹に癒やされている50代(に突入したばかり)。

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