※本記事は2026年9月15日時点の情報をもとに作成しています。
※2026年9月17日に公開されたIPA「令和8年度前期試験におけるメモ用紙の配布について」を反映し、一部内容を修正いたしました。(2026年9月17日)
※2026年度 令和8年度 前期試験 応用情報技術者試験及び高度試験(SC含む)について、科目A群に関する試験画面の操作説明動画とチュートリアルが公開されました。なお、科目B群の試験画面操作説明については、10月上旬に公開予定となっております。ご確認ください。
【参照元】CBTソリューション 受験者専用サイト「令和8年度 前期試験 応用情報技術者試験及び高度試験(SC含む)」

本ページでは、皆さまからお寄せいただいた情報処理技術者試験に関するリアルな疑問や学習上の課題と、プロ講師による回答テキストをカテゴリー別に掲載しております。
令和8年度(2026年度)における現行試験の攻略ポイントはもちろん、令和9年度(2027年度)から導入される新試験制度(PD試験等)への対応方針、社員様の受験スケジュール策定に関する不安解消に、ぜひ幅広くお役立てください。

共通のご質問
Q 応用情報取得済みです。令和8年 前期・後期でそれぞれ受ける際のおすすめの組み合わせは?
A
テーマが似ていて学習の相乗効果が得られる以下の組み合わせがおすすめです。
  • マネジメント系:「ITサービスマネージャ(前期)」+「システム監査技術者(後期)」
    (どちらも「システム管理基準」がベースとなるため相性が良い)
  • 技術系:「ネットワークスペシャリスト(前期)」+「情報処理安全確保支援士(通年実施)」
    (ネットワークとセキュリティは共通論点が多い)
  • システム開発系:「システムアーキテクト(前期)」+「プロジェクトマネージャ(後期)」
    (システム開発という共通の話題で繋がる)
「ITサービスマネージャ(前期)」+「システム監査技術者(後期)」、「システムアーキテクト(前期)」+「プロジェクトマネージャ(後期)」は科目B-2試験が論文系という共通点があります。論文式試験は書き方さえきちんとしていれば中身はさほどハイレベルである必要はありません。設問に対して指定通り全部論述できるか、という点を注意すれば十分に合格水準を目指すことができるので、論文式試験だからと受験を控えるのではなく、論文式試験だからこそぜひ挑戦してみてください。
また、論文式試験なしで受験できる組み合わせは「ネットワークスペシャリスト(前期)」+「情報処理安全確保支援士(通年実施)」となります。
Q 本命は後期ですが、前期も何か受けたほうが良いですか?(科目A-1免除なし)
A
ぜひ、前期試験も受験されることをお勧めします。
本命の試験当日に科目A-1が免除されていることは、体力や集中力を温存できるため大きなアドバンテージです。万が一、科目A-1で基準点が取れずに足切りになってしまっては目も当てられません。前期試験で科目A-1免除の資格を得ておくだけでも非常に大きなメリットがあります。
また、例えば後期の本命試験としてシステム監査技術者を受験するのであれば、前期は関連性の高いITサービスマネージャを受験することで、知識の基礎固めも狙えます。加えて、論文式試験特有のCBT環境を事前に体験しておくことで、本命試験でシステム操作に戸惑うリスクも回避できます。
もちろん科目A-1の免除を狙うだけでなく、前期試験での合格もぜひ目指してみてください。

※その他のおすすめの組み合わせについては、Q:「応用情報取得済みです。令和8年 前期・後期でそれぞれ受ける際のおすすめの組み合わせは?」の回答をご覧ください。
Q CBT対策に効果的な学習方法は?
A
科目A群:
マークシートを塗りつぶす方式からマウスでクリックする方式に変更となるため、従来の学習方法をそのまま継続していただいて問題ありません。ただし、Web上の演習サイトを利用する際は、単に正誤を確認するだけでなく、解説やテキストを読んでしっかりと理解を深めるよう心がけましょう。これが科目B群を解くための重要な基礎知識となります。

科目B群(記述式):
最初は問題に慣れるために紙ベースで演習を行い、6~7割の正答率が出せるようになったら「画面上に問題を表示して解く」といったCBT試験環境に近い方法に移行する「2段階学習」をおすすめします。

科目B群(論述式):
日頃からPCで演習を行いましょう。本試験では予測変換が使えない可能性が高いため、キーワードの正確な入力と基礎知識の定着が必要です。異なるキーボード環境でのタイピング練習や、入力前の画面メモやメモ用紙での構成整理を徹底し、直前期は解答時間を意識して取り組んでください。

※2026年度応用情報技術者、高度区分、情報処理安全確保支援士試験に関するCBT試験でのメモ用紙・筆記用具について
試験画面上でメモ機能・電卓機能に加え、配布されるメモ用紙や筆記用具を使用しての受験となります。なお、配布したメモ用紙は試験室外への持ち出しは禁止され、試験終了後に全て回収されます。
また、後期試験についても同様となります。※
※IPA:「令和8年度前期試験におけるメモ用紙の配布について(9月17日公開)」により修正
Q 令和8年度試験を受けるか迷う一番の理由が採点方法です。現行(~令和8年度)なら記述で粘って部分点を狙えますが、令和9年度からの新制度だと(多肢選択式になるため)部分点が一切もらえなくなりますよね。文章力に不安があっても今年受けておいた方が安全ですか?
A
現行制度(〜令和8年度)での受験・合格をおすすめします。
懸念点の通り、多肢選択式になると記述式のように「キーポイントを書いて部分点を拾う」という粘り方ができなくなります。選択式は一見楽になるように思えますが、1つのミスで0点になってしまうため、あいまいな理解のままだと細かな引っ掛け問題に惑わされ、かえって取りこぼし(失点)が増えて苦戦する可能性があります。
さらに、新制度への移行期には以下のようなリスクも考えられます。
  • 対策コンテンツの不足:過去問が非公開となるため、今までと同等レベルの試験対策教材やノウハウが整うまでに時間を要する。
  • 難易度や学習量の不透明さ:新制度の出題傾向や合格基準が見えにくく、効率的な学習計画が立てづらい。
ノウハウ・過去問・試験対策コンテンツが完成しており、部分点も狙える現行制度(〜令和8年度)のうちに挑戦する方が、難易度も明確で対策が立てやすく、圧倒的に有利です。
Q 科目B(記述系)で問題の意味は分かっても求められている解答が書けない時の対策は?
A
設問の主題が捉え切れておらず、「作問者の波長」と合っていない状態に陥っている可能性が高いです。単なる知識の暗記では解決できないため、問題文の徹底的な分析(問題研究)が必要です。
具体的には、以下のような演習を重ねて「作問者の思考回路」に波長を合わせる練習を行いましょう。
  • ストーリーの可視化:問題文の話の流れや業務プロセスのストーリーを、紙1枚に書き出してみる
  • 対応関係の把握:設問で問われている用語や条件が、問題文のどこ(どの記述)に関連しているかを特定する
  • 模範解答の分析:なぜ模範解答がその単語・表現を使っているのかを突き詰めて考える
問題の全体像を捉え、「なぜこの答えになるのか」という作問者の意図を理解することで、求められている解答を的確に書けるようになります。
Q 科目Bの記述式の際、問題文を見ながら解答可能ですか?
A
画面構成の公式な詳細発表はまだありませんが、問題文を見ながら解答できる可能性が高いと考えられます。
他のCBT試験の傾向から、1つのモニター内に「問題文(左側)」と「解答入力欄(右側)」が同時に表示される構成になることが推測されるためです。
ただし、科目Bは長文問題となるため、実際の試験では以下の点に注意して解答を進める必要があります。
  • 画面のスクロールが発生する:問題文を読み進めるとスクロールが必要になり、「どこに何が書いてあったか」を探し直すタイムロスが発生しやすくなります。
  • メモ機能・メモ用紙の活用が重要:画面上のメモ機能や手元のメモ用紙を活用してキーポイントや段落の整理を画面上に控えておくことで、スクロールの回数を最小限に抑え、スムーズに解答を作成する工夫が有効です。
Q 科目A群を突破しないと科目Bに進まないと思いますが、科目A群の対策は今まで以上に行っておく必要はありますか。
A
いいえ、今まで以上に特別な対策を行う必要はありません。
CBT試験になっても、科目A群が「知識を問う選択式試験」である本質は従来のマークシート方式と変わりません。そのため、従来の学習方法を継続していただいて問題ありません。
おすすめの学習手順は以下の通りです。
  • 学習初期(2〜3ヶ月):インプットと過去問演習で、科目A群で半分〜7割程度解ける状態を目指す
  • 学習中期〜直前期:科目B群の演習(事例・記述問題)を中心に行う
科目B群の学習を進めることで深い知識が身につくため、科目A群の正答率も自然と8〜9割近くまで引き上がっていきます。科目A群の対策だけに時間をかけすぎず、早期に科目B群の演習へ移行することが合格への近道です。
Q CBT化で勉強方法は変えた方がいいですか?直前は科目Aに特化すべき?
A
CBT化されても、基本的な勉強方法を大きく変える必要はありません。
また、直前期を除いて「科目Aだけに特化する」ような学習手順も推奨しません。おすすめの進め方は以下の通りです。

学習期間中(科目AとBの並行)
科目Aが半分程度解けるようになった段階で、科目Bの事例問題(過去問演習)に進みましょう。科目Bを解くことで深い理解が得られ、結果的に科目Aの知識も自然と定着します。

直前1週間(科目Aの仕上げ)
直前の1週間程度で、知識の漏れ防止や総復習として科目A特化の学習を行うのは非常に有効です。

早い段階から科目Aだけを完璧にしようと時間を費やしすぎず、科目Bとの相乗効果を狙って学習を進めるのが効率的です。
Q 科目A-2対策で注意しておくことは?
A
科目A-2試験は過去問からの再出題率が高いため、過去問演習を通じて解法と知識をしっかりと定着させることが最も重要です。
各専門区分(セキュリティ、ネットワーク、プロジェクトマネジメントなど)に特化した高度な知識が問われますが、基本的な出題傾向は変わりません。
全25問(1問4点)と問題数が少なく、失点が足切りに直結しやすいため、過去問で出題された問題は確実に得点できるよう演習を重ねておきましょう。
Q CBT受験時の留意事項、特に論文対策について教えてください。
A
CBTでの論文試験(科目B-2)は、タイピング入力になることで大きなメリットがある一方、会場環境ならではの注意点もあります。

CBT化のメリット(推敲・編集の大幅な効率化)
手書きに比べて手が疲れにくくなるだけでなく、コピー&ペースト、段落の入れ替え、文章の追記・修正が格段にしやすくなります。出題難易度や求められる論理構成は従来と同じですので、普段からワープロソフト等を使い、制限時間内で文章を組み立て・編集する演習をしておけば十分対応可能です。

注意点と対策(会場環境・入力面での留意事項)
  • 機器の持ち込み不可:マイキーボードやマウスの持ち込みはできず、会場の常設機器を使用する必要があります。
  • IME(変換機能)の挙動:会場のPCには個人の学習データが入っていないため、IT専門用語が一発で変換されず、一般的な同音異義語が優先して表示されるなど変換ミスが起きやすくなります。
本番で思い通りの変換が出なくても焦ったりイライラしたりせず、文節区切りの調整などを活用して落ち着いて丁寧に入力・推敲していくことを心がけましょう。
情報処理安全確保支援士(SC)に関するご質問
Q 電子的診療情報連携体制整備加算1の中で、情報セキュリティマネジメント(SG)や情報処理安全確保支援士(SC)の資格を有していることが望ましい。とありますが世間一般(厚生労働省)ではSG、SCは同一難易度ということなのでしょうか?
A
いいえ、情報セキュリティマネジメント(SG)と情報処理安全確保支援士(SC)は同一難易度ではありません。
SCは高度情報処理技術者(スキルレベル4)であり、SGはスキルレベル2(ITSSレベル2相当)に位置づけられています。難易度はもちろん、取得後の扱い(国家資格としての登録など)も大きく異なります。
厚生労働省の記載は、両者を同等とみなしているわけではなく、「SCを持っていればそれに越したことはないが、最低限でも部門内の情報セキュリティ担当者としての知識を持つSGレベルの人物を配置してほしい」という意図だと解釈できます。
つまり、現場の実務担当者レベル(SG)から最高峰の専門家レベル(SC)まで、医療機関の人材事情に合わせて幅広く評価するための記載となっていると考えられます。
Q 試験制度大改訂を踏まえて午後試験(科目B)で気をつけておくことは?
A
CBT移行期(令和8年度〜)と、今後の新試験制度(令和9年度〜)でそれぞれ以下の点に注意が必要です。

CBT移行期(現行制度・令和8年度〜)
試験の内容・難易度・問題数は従来と変わりませんが、一番の課題は「画面上で長文を読むこと」です。問題文のスクロールによるタイムロスを防ぐため、画面上のメモ機能や手元のメモ用紙を活用して要点を整理し、スクロールを最小限に抑えて解く演習をしておきましょう。

新試験制度(多肢選択式・令和9年度〜)
選択式に変わっても「簡単になる」と油断するのは禁物です。選択式特有の巧妙なひっかけ問題への対策が必要になるほか、過去問が非公開となるため対策教材やノウハウが出揃うまでに時間がかかり、出題傾向や学習計画が立てづらくなるリスクがあります。
Q 最近受験を意識してIDSのログとかもちゃんと見るようにしてるのですが、「Hybrid Classical and Post Quantum Cyphers」は今受講中の講義で今のところまだ見かけません。このあたりは他にオプション講座などを申し込んだ方が効果的に学習できますか?
A
最新技術の知識獲得を目的としてオプション講座を申し込む必要はありません。テキストベースの学習を基本とし、気になった用語をWebで調べる程度で十分に対応可能です。
理由は以下の2点です。
  • 試験対策としての優先度(深追い厳禁):耐量子暗号(PQC)やそのハイブリッド方式については、既存テキストにある概要(どのような課題に対応する技術か等)を把握しておけば十分です。詳細な仕様まで深追いすると、試験対策の学習軸がぶれてしまうリスクがあります。
  • オプション講座の本来の目的:「神業答案の書き方」などのオプション講座は、新しい技術知識をインプットするためのものではなく、オリジナル問題を用いて「設問の主題や意図を正確に理解する思考法」や「答案の組み立て方」を学ぶためのものです。
最新技術のキャッチアップはテキストとWeb検索で十分行えますので、オプション講座は「解法力や記述力を強化したい段階」で検討されるのが効果的です。
データベーススペシャリスト(DB)に関するご質問
Q ER図を書かせる問題はなくなるのでしょうか。
A
問題自体がなくなる可能性は非常に低いです。概念データモデルを構築・理解する力は、データベーススペシャリストにとって不可欠な要素だからです。
ただし、CBT環境で画面上に直接図を描画させることは難しいため、「解答形式」が変わると予想されます。
具体的には、以下のような形で「実質的にER図の完成能力を問う」問題が出題される可能性が高いと考えられます。
  • 対応関係の指定:リレーションの「1側」と「多側」にあたるエンティティ名の組み合わせを答えさせる
  • 未完成部分の穴埋め:不足している線やカーディナリティ(対応数)を選択肢やテキスト入力で選択・記述させる
形式が変わっても「問題文からデータ構造を読み解く力」自体は従来通り求められる可能性は高いので、これまで同様の解法アプローチで対策を進めて問題ありません。
Q コツコツ1から目指してきました。残り1回のチャンスでやるべきことをご教示ください。
A
データベーススペシャリスト試験の科目Bは「実技試験」の側面が強いため、直前期は以下のポイントに絞って対策を進めることが重要です。
  • 同じ問題を繰り返し解いて解法を定着させる:初見の問題を何問も解くより、同じ過去問を繰り返し解いて解法パターンを身体に染み込ませ、スムーズに手が動く状態にしておくことが大切です。
  • メインで解く問題のタイプを決めておく:「概念設計(ER図・関係モデル)」をメインにするか、「DBMS(性能・トランザクションなど)」をメインにするか、あらかじめ方針を決めておきましょう。手順通り解けば得点が安定しやすい「概念設計」がおすすめですが、解答の入力(記入)項目が多くなる点には注意が必要です。
  • SQLだけに時間を割きすぎない:SQLはあくまで問題全体の要素の一部(トッピング)に過ぎません。SQLだけをやり込んでも合格点には届かないため、問題全体の解法流れ(データモデルの理解など)を優先して対策しましょう。
Q 科目A-1から受験する必要があります。予備校か、独学+予備校に参加するかで悩んでいます。資格の学校TACを利用する場合、本科生か、独学+上級コースのどちらかになります。アドバイスをお願いします。
A
現時点で科目A-2の問題を解いてみて、半分程度正解できるのであれば「独学+上級コース(科目B対策)」で問題ありません。
ただし、今回は科目A-1(旧午前Ⅰ)からの受験となるため、「A-1の対策を自力で行うか、スクールでまとめて行うか」も考慮して選ぶのがおすすめです。

「独学+上級コース」を選ぶ場合
「上級コース」は科目A-2や科目Bの演習に特化したカリキュラムのため、科目A-1(IT全般の幅広い知識)の対策は含まれません。過去問演習などを活用し、科目A-1対策を完全に自力でカバーできる方向けとなります。

「本科生」を選ぶ場合
正規化(ボイス・コッド正規形まで)やトランザクションの分離性などの基礎知識に不安がある方や、科目A-1の範囲からしっかり網羅して対策し、足切りリスクを減らしたい方は「本科生」をおすすめします。

なお、科目Bの設計問題の解き方の手順などは講義で学んだ方が圧倒的に効率的です。「自力で科目A-1の対策まで手を広げられるか」を基準にコースをご検討ください。
ITストラテジスト(ST)/ ITサービスマネージャ(SM)に関するご質問
Q 午後Ⅱに代わる科目B2の設問・回答はどうなりますか?
A
令和8年度からのCBT化においても、ITストラテジストなどの論文系試験(科目B-2)では、問題の内容や論述(論文)形式の本質は変わりません。
多肢選択式に変わるわけではなく、画面の左側に問題文が表示され、右側のテキストエリアにキーボードで論文を直接入力していく形式になると想定されます。
手書きからキーボード入力へとアウトプット手段は変わりますが、「設問の指示に従って指定文字数で論述する」という試験の評価基準や求められる記述力は従来と同じです。
Q 科目B2の論文ネタの集め方は?
A
論文のネタは、「自分が日頃からよく使っており、非常によく知っているシステム(社内システムなど)」を選ぶのが最も確実です。
ネタ集めとテーマ選定の際は、以下の点に注意してください。

ITサービスマネージャに最適なテーマ
「自分が使っている出張費精算システムの運用管理(サポート窓口など)」といった身近なものが最適です。「そのシステムが朝止まっていたら、社内がどれだけ大騒ぎになるか(業務影響の大きさ)」を具体的にイメージできるものが、SMの論文としてのリアリティを生み出します。

避けるべきテーマ
全く知らない業務システム(例:医療費の請求事務システムなど)をネタにするのは危険です。専門用語や業務手順の具体性が欠け、生成AIが書いたような抽象的で当たり障りのない文章になってしまい、不合格に直結します。

ネタ集めと執筆のコツ(アレンジを活用する)
論文に「完全な真実(事実)」のみを書く必要はありません。自社の身近なシステムの機能や日頃の運用方法を改めてしっかりと捉え直し、それをベースにして「問題文で要求されているストーリーに合わせてアレンジして書く」ようにしてください。
新試験制度に関するご質問
Q 新試験制度の内容、試験区分、難易度は?
A
新試験制度は「プロフェッショナルデジタルスキル試験(PD試験:仮称)」へと再編され、従来の専門区分が大括り化されて以下の3区分(領域)に整理されます。
  • マネジメント:DX戦略、ITサービスマネジメント、プロジェクト管理、ガバナンス・監査など
  • システム:システムアーキテクチャ、ネットワーク、開発・運用、組込み・IoTなど
  • データ・AI:データモデリング、SQL・データ基盤、機械学習、生成AI活用など
【難易度と求められるレベル】
経済産業省の公表資料等によると、PD試験の1区分合格は「応用情報技術者試験(スキルレベル3〜4相当)」と同等と位置づけられると想定されます。
単一の専門分野だけでなく、デジタル時代に対応した全方位型の知識が求められる設計となっており、このレベルの3区分すべてに合格することが最終的な目標(推奨要件)とされています。
Q 新試験の3区分はITSSレベルいくつ?ITSS3なら合格率は上がりますか?
A
現段階では、経済産業省やIPAから新試験(PD試験)とスキルレベルの明確な対応関係は発表されていません。しかし、PD試験の1区分合格が「応用情報技術者試験(スキルレベル3)と同等」と位置づけられていることから、スキルレベル3(ITSSレベル3相当)のレベル感になると推測されます。
ただし、合格率については「レベル3相当だから」「すべて選択式になるから」といって上がるとは限りません(簡単になるとは言えません)。

理由は以下の通りです。
  • 過去問や出題傾向などの試験対策ノウハウが全くない状態で挑む必要があるため。
  • 新制度における学習範囲の広さや、選択式特有のひっかけ問題の難易度が未知数であるため。
総じて、対策手法が確立されていない新制度を待つメリットはありません。スキルレベル3〜4(応用情報や高度区分)の取得を目指すのであれば、過去問や学習ノウハウが豊富に揃っている現行制度のうちに確実に合格しておくのが圧倒的に賢明です。
担当講師
根岸 良征 講師

根岸 良征(ねぎし よしまさ)講師

TAC情報処理講座では、「応用情報技術者」「情報処理安全確保支援士」「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」「システムアーキテクト」などの試験対策講座を担当。

情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験を熟知しており、体系的でわかりやすい講義は、教室講座・オンライン・企業研修などでも好評を博している。