社会のIT・ICT化のスピードがますます加速するなか、金融の世界においても、ITを活用した高度化が求められています。しかし、折からのコロナ禍への対応もあり、残念ながらデジタル化は遅れ気味であるといわれています。
 なかでも切実な問題となっているのが、IT人材の育成や確保です。金融庁が取りまとめた「金融機関のITガバナンス等に関する調査結果レポート令和3年6月」によれば、IT人材を確保・育成するための中長期計画を策定していると回答した地域銀行は、ようやく5割を超える程度、信用金庫では2割程度にとどまる状況となっています。
 また、IT人材育成のための研修制度を定めているとしたのは、地域銀行でも5割を下回るなど、人材育成の面では苦悩が続いているのが見てとれます。
 そこでTACは、ITパスポート試験を活用することをお勧めします。ITパスポート試験は経済産業大臣が実施する国家試験であり、その学習により、全ての社会人にとって必要な「ITに関連する知識」をしっかりと身につけることができることや、CBT試験により随時受験できることから、毎年11万人以上の方が受験する人気の資格試験となっています。
 実際に、その学習内容は経営に関するものや、今話題のセキュリティに関するものも含まれているなど、大変幅広いものであり、ビジネスの場で必要となる、ITに関する基本的な知識を得ることができます。そういった理由から、企業はもちろんのこと、銀行等金融機関において、DX推進のための人材育成における「はじめの一歩」として、ITパスポート試験が活用されているのです。

 

 独立行政法人情報処理推進機構発表の『情報処理技術者試験統計資料 令和3年3月度 ITパスポート試験』の「勤務先別 一覧表」によれば、「金融・保険業、不動産業」にお勤めの方の割合は、9.5%に達しているなど、その有効性は証明されています。

ITパスポート試験の学習を人材育成に用いることのメリット

 ITパスポート試験を人材育成に用いるメリットとしては、おおまかに次の4点があげられます。

 

 

 

①IT関連知識のみならず企業活動、経営戦略、マーケティング、会計や法務など、ITを活用するうえで前提となる幅広い知識がバランス良く習得できる

 

②国家試験であり、「合格」することによる達成感があることから、受講者(学習者)のモチベーションの維持がしやすい

 

③合格(=資格取得)という、誰にも等しく明確なゴールを設定できるため、研修の目標が設定しやすい。

 

④CBT試験(コンピューター試験)で実施されるため、受験者は都合の良いタイミングで試験を受験可能(人事担当者側で受験タイミングを調整しやすい)

 

 

 

 この4つのポイントを理解するためにも、ITパスポートの試験概要をみていきましょう。
 ITパスポート試験は、CBT(Computer Based Testing)方式により実施されています。受験者は自身の都合に合わせ受験の日時と会場を指定し、受験申込を行います。あとはその日付に試験会場に行き、コンピューターの画面に表示される試験問題に解答する形となります。試験は随時実施されているので、受験しやすいというのも特徴の一つです。

 このように、ITパスポートはITの専門知識はもちろんのこと、経営戦略、マネジメント手法など、あらゆるビジネスシーンに関連した内容を幅広く学習することができます。
 また、ITが身近になりすぎているからこそ、セキュリティ事故なども増え、社会にさまざまな影響を及ぼしている昨今、企業の教育ご担当者様は、所属社員の方々に対してしっかりとしたIT知識を身につけさせ、正しく利活用するよう導かなくてはなりません。
 そのためにも、必要な基礎知識をしっかりと身につけることができるITパスポートがお勧めだといえます。

 

★試験概要・出題内容は独立行政法人 情報処理推進機構「iパス/ITパスポート試験 紹介ページ」(https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html)より

ITパスポートの学習コンテンツはTACにお任せください!

 人材育成において、ITパスポート試験の受験対策を組み込む際に、自信をもってお勧めするのが、TACのコンテンツの利用です。TACでは「資格の学校」として1985年より情報処理試験の受験指導を開始しました。今日までに積み重ねられたノウハウと、良質のコンテンツにより、人材育成のシチュエーションに対応した「ITパスポート受験対策」のプログラムを展開しております。
 オンラインによる研修(講義)はもちろんのこと、通信講座や受験対策のための教材の販売など、貴社のニーズに合わせてコンテンツをご提供いたします。

 

アイコン:研修 集合研修(オンライン形式または対面形式)

 

 TACのITパスポート試験対策研修では、資格の学校TAC情報処理講座で人気の講師が、IT初心者でも理解しやすいオリジナルテキストと、長年蓄積された合格ノウハウ満載のカリキュラムを使って指導していきます。特にオンラインでの研修実施の際には、双方向性を意識した『適度な緊張感を持ったオンライン研修』を展開するとともに、グループワークを入れて発表の場を持たせ、受講者のカメラはできる限りONにし、研修中のリアクションなどもフィードバックするといった様々な講師側のテクニックにより、研修効果を高めています。
 オンライン研修をリアルの場での研修に近づけるとともに、オンラインならではの機能や特性を活かすことで、「最良のオンライン研修」を構築しています。
 もちろん安全面に最大限考慮したうえでの、ライブ(対面)での研修実施も行っています。


【参考】TACの法人研修 ⇒ ITパスポート 試験対策


 

研修のイメージ

 

集合研修のモデルケースのご紹介(金融機関での実際の導入事例)

⇒ 全社的にITパスポート取得を推進することとし、全社員が通信講座を約3か月間にわたって受講、その後3日間のオンライン研修を実施し、知識の完全な定着をはかる。

 

■研修の概要
 研修形態:通信講座+オンライン研修(通信講座:3か月/オンライン研修:3日間)

 

■オンライン研修カリキュラム

カリキュラム概要

<研修担当講師からのメッセージ>

 ITパスポートはすべての職業人に必要なIT関連知識です。その学習範囲は経営からIT管理、IT技術と多岐にわたります。ITパスポート試験に合格するためには苦手分野を作らず、前述の範囲を満遍なく習得することが必要となります。講義ではそれぞれの分野において、頻出のテーマを中心に解説を行い、どの分野でも得点できる実力を身に着けていただきます。入門知識ですので、深い知識は必要ありません。きちんと利活用できる人材となるよう基本的な内容をしっかり理解することが最も重要です。
 また、知識のインプットだけでは理解度はなかなか上がりません。研修中や通信講座では問題演習を適宜行い、実力アップを図ることが効果的かつ効率的な学習のポイントです。

 

 

アイコン:通信・教材 通信教育(随時開講)

 

 ITパスポート試験の合格を目指すベーシックコースとして、学習用テキストや演習用の問題集、またWebテストなどをセットにした、リーズナブルな通信教育講座「ITパスポート 試験対策コース」をご用意しています。

 

■教材構成
◇テキスト(1冊)  ◇試験対策問題集(1冊)  ◇本試験問題集(2冊) ◇実力テスト(3回) ◇Webテスト(100問×3セット)
■受講期間  3か月間 
■受講料 ¥20,900(消費税10%込) 


【参考】TACの通信教育 ⇒ ITパスポート 試験対策コース


 

学習イメージ

 

 

アイコン:通信・教材 教材販売

 

 学習用テキストは、試験で問われる知識を網羅し、基礎からしっかりと学べるように構成しています。また、問題集は最新の出題傾向を踏まえた、必要十分な問題集を収録しています。

 

■教材構成
◇IP試験対策テキスト:B5サイズ・2色刷/¥2,640(消費税10%込)  
◇IP試験対策問題集:B5サイズ/¥2,640(消費税10%込) 
◇IP本試験問題集:B5サイズ/¥880(消費税10%込)

 

教材イメージ

 

 

通信教育・教材販売のモデルケースのご紹介(金融機関での実際の導入事例)

⇒ 内定者向けに通信講座を導入。3か月の学習期間をとり、入社前までの取得を目指す。
⇒ 全社的にITパスポート取得を推進することとなり、TAC出版の書籍を全社員に配付。それに加えて本試験受験前に
オンライン研修を実施。
⇒ 新入社員へのITリテラシー付与のための研修として20名規模での研修を開催。通常の通信講座に加えて、動画コン
テンツを付したオリジナルコースを設計し提供。

 


 

 TACはお客様企業それぞれの課題ニーズに即したプログラムをカスタムメイドすることで、幅広い業界・業種のお客様より高い評価を頂戴しております。お客様企業が持つ人材育成における目標を、専任スタッフがしっかりと汲み取り、さまざまなニーズの人材育成のすべてを「ワンストップ」でお引き受けし、効果的に、かつ安全・安心に提供することで、お客様企業の継続的な成長を支援いたします。ITパスポート試験の受験対策を貴社の人材育成に組み込む際のお悩みはもちろんのこと、その他、人材育成に関するお困り事などがございましたら、お気軽に下記お問い合わせフォームにてお知らせください。